“故郷の味”が活力源のようだ。ヤクルトのドラフト1位・奥川恭伸投手(18=星稜)にとって、初めてのプロのキャンプは慣れないことの連続だ。2日もアップ中に先輩の動きを何度も確認する場面が見受けられ「一番難しいですし、一番緊張します」と苦笑いした。

 右ヒジに軽度の炎症があったため二軍スタートとなったが、1日のチェックで「問題なし」と判断され、シャドーピッチングからの投球動作が許可された。2日も約10分間にわたってトレーナー付き添いでシャドーピッチングを行った。

 奥川にはキャンプを乗り切るため、心に決めていることがあるという。「卒業式に向こう(故郷の石川県)に帰るので、その時にいっぱい食べたいです」と心待ちにしているのが“海の幸”だ。現在も「多少は食べてはいる」そうだが、刺し身などの生魚は「向こうでいっぱい食べたいので、それまでは我慢して。魚は全部好きなので」とキャンプ完走の自分へのご褒美にしている。

「今はそこ(卒業式)まで頑張ろうと、それをモチベーションに頑張ってます」。ノースローは解除されたが、ノーフィッシュ生活はまだまだ続く!?