阪神新助っ人・ボーア ブラゼルではなくバースになるための2策

2020年02月03日 16時30分

打撃練習で快音を連発しているボーア

 阪神の新外国人で4番候補のジャスティン・ボーア内野手(31=前エンゼルス)の評価が上々だ。キャンプ初日のフリー打撃では54スイングで柵越え14本。本人は「イメージ通り」と言い、多くのチーム関係者が「ブラゼルを思い出す」と口を揃えた。

 2009年から4シーズン在籍したブラゼルは10年に47本塁打を放つなど、虎の助っ人史にも名を残した。だが、球団の期待はあくまで「ブラゼル」ではなく虎最強助っ人のバース。そんな期待値を確実にするため、開幕までに2つの策を施すという。

 1つ目が守備面の負担緩和だ。助っ人をサポートする大木国際スカウトも「守るのは一塁のみで外野は『ない』と伝えてある」と言う。チーム事情とはいえ、打撃を生かすため一塁が本職のブラゼルを外野に回し、打撃の状態にも影響した教訓を生かしてのものだ。

 2つ目は日米のストライクゾーンの違い。その違いに苦しみ、本領発揮できず日本を去った助っ人は多く、ブラゼルも判定にナーバスになることが多々あった。ボーアとはオープン戦までの実戦を通じて米国とのストライクゾーンの違いについてコミュニケーションを図っていく考えで、開幕までに審判と“良好な”関係を築くためのレクチャーを続けるという。

「メジャーの実績を見てみれば断然、ボーアの方がブラゼルより上。あとは気持ちよくプレーしてもらうだけ」(大木国際スカウト)。バースの再来と期待される左の助っ人大砲に万全のメンタルケアを施し、日本一請負人になってもらうつもりだ。