食事会場で西武・松坂を救った栗山の好アシスト

2020年02月01日 19時08分

キャッチボールで汗を流す松坂

 14年ぶりに西武に復帰した松坂大輔投手(39)が1日、宮崎・日南市でプロ22年目のキャンプ初日を迎えた。

 ブルペンにこそ入らなかったが、松坂は若手投手陣のブルペン投球を熱心に観察。渡辺GM、潮崎編成ディレクターやスカウトらのレクチャーを受けながら松本、高橋光、ドラフト1位ルーキー・宮川らの若さあふれる投球に熱視線を送った。

 自身は午前中に行ったキャッチボールのほか、午後のウエートトレーニング直後には豊田投手コーチを相手にノースリーブ姿で2度目のエクストラ・キャッチボールを行うなど独自メニューをこなし、終了後には複数の取材にも対応。慌ただしくキャンプ初日を終えた。

 会見では「天気もいいし、体も動かしやすいけど疲れました。(古巣に)帰ってきたなという感じがします。ブルペンは(自主トレを)暖かいところでやってきたので、気をつけながらやらないといけない。このぐらいの天候が続けば早いかもしれないですね」と話した。

 前回の在籍時とはがらりと一新したメンバーとの接点がなかなか見いだせないのも事実。この日、投内連係やブルペン視察時に松坂をさりげなくアシストした後藤光貴スカウトは「やっぱり若い投手にとって大輔はレジェンドだし、なかなか話すとっかかりもない。いきなりは近づき難い存在なんでしょう。だからその垣根を早く取っぱらってあげられるように、自分たちが手助けしてあげたい」と語った。

 チーム最年長でレジェンド…。そんな松坂を前夜、夕食の食事会場で救ったのは野手最年長のミスターライオンズ・栗山巧外野手(36)だったという。一緒に夕飯のテーブルを囲んだ木村はそのいきさつをこう振り返った。

「ボクはいつも栗山さんと一緒に食べているんですよ。そうしたら松坂さんが一人で食べていたので、栗山さんが『おう、向こうに行くか?』と言ってくれたんです。それで(新加入の)森越も含めた4人で一緒に(食べることになった)。松坂さんとは、中村さんと栗山さんしかかぶっていないんで、栗山さんが言ってくれなかったらボクも行けてないです」

 その様子を見ていた辻監督は「栗山はそういう気遣いのできる選手。そういう意味でも、これから一緒に生活していく上で若い選手には(松坂から)何かを学んでいってほしい」と感謝の意を示した。

 周囲のアシストを受けながら14年ぶりの古巣で第一歩を踏み出した松坂は「(チームに溶け込むために)ボクの方からなるべく声をかけていきたい。たわいもない話から話しやすい環境をつくっていけたら」とこの心遣いに感謝しながら、新たな環境に溶け込むために気持ちを新たにした。