阪神・馬場が復肩へ 矢野監督の“推薦図書”

2020年01月27日 16時30分

3年目にかける馬場

 阪神・馬場皐輔投手(24)が“復肩”へ向け着々と牙を研いでいる。

 プロ3年目となる今季は勝負のかかるシーズンとあって「結果にこだわってチーム内の競争に勝ちたい」と意気込みも強い。チーム休養日にあたる26日にも鳴尾浜球場に姿を現し、ランニング、キャッチボールなどで約2時間、人影もまばらなグラウンドで入念に汗を流した。

 プロ通算2年で一軍登板はわずかに4試合。キャリアの大半を二軍グラウンドで過ごしてきた右腕だが、もちろん無為に時を浪費してきたわけではない。近い将来に一軍のマウンドで大輪の花を咲かすべく心を耕し、技を磨き、体を鍛えてきた。

 読書家で知られる矢野監督の“推薦図書”も力になった。昨季目を通した書物の中でも特に感銘を受けた本として、指揮官の愛読書でもある水野敬也著「夢をかなえるゾウ」を挙げた馬場は「あの本とても面白いですよね。『靴はキチンと磨いておく』とか自分の生活を一つひとつ変えて、実践することで細かいところに目を配れるようになれば、自分のダメなところにも“気付き”が生まれる。自分も目に付いたゴミは必ず拾って捨てるように心がけてます。僕はマウンドに上がると自分のことしか見えなくなる、とこれまで指摘されてきましたが、あの本を読んでからピンチに陥っても自分を客観視して落ち着いて投げられるようになりました」と語る。

 先発でも中継ぎでも試合に出られるならばどんな役割でもいとわない姿勢を強調し「闘志を燃やし弱気にならず、どんな打者、どんな場面にも向かっていく気持ちを前面に出していきたい。その準備はもうできています」と力強く言い切った背番号18。ドラ1右腕の“金看板”に、いつまでもほこりをかぶせたままではいられない。