巨人・丸のマル秘ノート作成は春季キャンプ中の宿題

2020年01月25日 16時30分

ストレッチをする丸

 さすが求道者だ。巨人・丸佳浩外野手(30)には春季キャンプ中に絶対にやり終えなければならない“宿題”があるという。昨年は主に3番としてリーグVに貢献し、オフには「プレミア12」の日本代表に急きょ招集されるなど1年間フル稼働した。その影響で秋にやるべき重要な仕事を先送りにしてしまったというのだが――。

 丸はオフのトレーニングをジャイアンツ球場で行ってきた。宮崎キャンプに備えて周囲が慌ただしくなるなか、変わらず黙々とボールを打ち込んでいる。24日も吉川尚とキャッチボールをこなした後は一人で打撃ケージにこもり、マシン相手に打球音を響かせた。

 その姿は求道者を思わせる。丸は「(技術の)向上というほどたいそうなものじゃないですが、考え方に柔軟性を持てる期間でもある。今までの(打撃)イメージとはちょっと違うイメージでやってどうなるのかとか。軽い気持ちというか、少し遊び心を交えながらやってますね」と淡々と語るが、自主トレ中には2年目の有望株・山下が弟子入り。打撃論を惜しげもなく授ける一方で、自身はさまざまなアプローチを試みつつ「1本の木で言うと幹の部分」と語る基本の打撃フォームを固める作業を入念に行ってきた。

 地味ながら完璧にプランをこなしているように見えるが、そうではないという。丸は「僕、そんなに完璧主義者でもないんで」と、春季キャンプ中にやり終えなければいけない重要な“宿題”が残っていることを明かした。「そんなきれいなものじゃないですけど」と謙遜しながらも語ったのは「丸ノート」の整理作業。シーズン中に記した投手の特徴やクセ、配球や打席で得た感覚的なものまで含めたメモを、大きいサイズのルーズリーフ仕様のノートに整理して書き直すのだという。

 清書のときはシーズン後に改めて感じたことも追記して“完成版”に仕上げている。例年は秋季キャンプ中、宿舎の自室で時間をかけて作業するそうだが、昨年は秋季キャンプ中、プレミア12にまさかの緊急招集。そのため今春の宮崎キャンプ中に宿舎で行うことになった。

 宮崎キャンプは坂本、亀井、炭谷とともに「S(スペシャル)班」としてファームで調整することが決定。阿部二軍監督は「4人はもちろん、自分のコンディションを一番にしてほしい」とする一方で、ヤングGの手本になってほしいとも語っている。グラウンド上だけでなく、宿舎の自室にこもり“宿題”をこなす姿もヤングGの刺激となるはずだ。