西武・おかわり中村の故障に不穏データ

2020年01月25日 16時30分

 今キャンプで二軍にあたるB班(高知・春野)からスタートする西武・中村剛也内野手(36)のリハビリが慎重に行われている。

 自主トレ中に右ふくらはぎの張りを訴え、15日に予定していた練習の公開を急きょキャンセル。ランニング再開まで4週間を要するとあって、現在はトレーナーの組んだリハビリプログラムに沿って軽めのティー打撃などで調整を行っている。

 B班スタートを決めた辻監督は「(症状は)軽度と聞いている。チームにとって中村がいないとものすごく痛い。ここは慎重にというところで開幕に合わせてくれたらいい」と話している。シーズンに入ってからの主砲の離脱はリーグ3連覇に暗い影を落とすことになるからだ。

 123打点で4年ぶり4度目の打点王に輝いた昨年も、本人が「後半はヤバかった」と振り返るように持病の腰痛をはじめ体は満身創痍。連覇への気力だけで打席に立っていた。チーム関係者が「彼の野球人生は故障との闘い。体がどうにか持ちこたえて規定打席にさえ到達すればタイトルはついてくる」と断言するほど、ケガによる手術(2010、12年)や細々とした小さな故障が大打者の行く手を阻んでもきた。

 中村が不振に陥った年には、必ず早い時期に今回のような小さな不安が発生し、それをかばうことによって逆の足、または対角線となる上半身へ痛みの箇所が“移動”することで打撃全体のバランスを崩してきた。

 肝心なのは中村にとって最も大事な下半身に発生した小さな不安を完治させてから再スタートを切ること。今回の措置はそのための適切な初期対応というわけだ。