巨人・村田修一二軍野手総合コーチ(39)が23日、千葉県立千葉盲学校を訪れ、3時間近く児童らと触れ合った。

 今回の訪問は、同校で義弟に当たる妻・絵美夫人の弟が職員を務める縁から実現。ユニホーム姿で登場した村田コーチは体育館内でキャッチボールやティー打撃を実演し、「ブンッ」という空気を切り裂く鋭いスイング音や「ガシャン」という激しい打球音をとどろかせるたびに児童たちから「スゲ~ッ」と大きな歓声が上がった。

 さらに指圧師、はり師、きゅう師を目指す60代までの理療科生徒との質問コーナーでも「ざっくばらんに聞いてください」と懐の深さを見せ「お母さんは何歳ですか?」との“変化球”にも笑顔で応じた。

 最後は自身の現役時代の体験を交えながら「いろんな壁にぶち当たると思います。乗り越えられない壁はない。皆さんも壁があれば、思い切って正面からぶつかっていってほしいです」とエールを送った。