ロッテのドラフト1位ルーキー・佐々木朗希投手(18=大船渡)は22日もロッテ浦和球場で新人合同自主トレに参加。午前9時半からの座学を行った後、キャッチボールやベースランニングなどで汗を流した。ベースランニングでは全力疾走で駆け抜け、前を走る同期を追い越すなど、やる気まんまん。だが、午前中に行われたラダートレーニングでは“令和の怪物”の意外な弱点が見つかった。

 ラダーを挟み前後にステップを踏むメニューでは、うまく足の動きがかみ合わずちぐはぐに。トレーナーから「やり直し!」と追試指令が下るとチームメートからは笑い声が漏れ、場の空気が和んだ。それでも左右の動きや直線上の動きでは抜群の反応を見せた。全体練習終了後には「時間もあり、土のグラウンドに慣れたかったので」と、志願の特守で120球のノックを受けた。

 練習後、ラダートレについて「前半の動き(前後のステップ)は今までやったことがなかったので。後半(左右や直線上の動き)はあの中で一番だったと思います!」と主張。一見、リズミカルな動きが苦手にも見えたが「ものによると思います」と笑みを浮かべながらも、負けん気をあらわにしていた。