阪神が新型ウイルス警戒 キャンプ地沖縄には年間60万人の中国人観光客

2020年01月22日 16時30分

ウイルス対策に頭を悩ます矢野監督

 未知のウイルスから選手たちを守れ――。中国・武漢で集団発生している新型コロナウイルスに、阪神が神経をとがらせている。

 阪神は2月1日から沖縄・宜野座で一軍春季キャンプがスタートする。空気が乾燥し、ウイルスが浮遊しやすくなるこの時期は、インフルエンザなどの蔓延に悩まされる球団も多く、近年では2018年にインフルエンザ感染者をチーム内に大量発生させてしまい、これ以上の蔓延を防ぐための苦肉の策としてキャンプ日程を前倒しし、選手たちを一斉帰京させた巨人の例が記憶に新しい。

 だが、中国を中心に新型コロナウイルスが猛威を振るう今年は、より一層の警戒が必要となりそうだ。

 国内屈指の観光地・沖縄には年間で60万人を超える中国人観光客が来訪。阪神の選手、スタッフたちも利用する那覇空港などで新型コロナウイルスに感染する恐れもあるだけに球団関係者は「中国・武漢を中心に(新型コロナウイルスが)発生しているということもあり、当然留意しています。空港などは特に。当然ながら手洗い、うがい、食事前の手のアルコール消毒は強く励行する」とした。

 だが、新型コロナウイルスには未知の部分も多く、20日にようやくヒトからヒトへ感染することが専門家チームによって言明されたばかり。そのため現状では情報収集の強化に努め「今後、ミーティングの場などで話し合っていくことになる」(前出の球団関係者)。

 15年ぶりのリーグ制覇、そして35年ぶりの日本一へ向け動きだしたばかりの2年目矢野政権。安心してトレーニングに励むことのできる環境づくりへ球団も最大限に気を配っている。何事も起きないことを祈るばかりだ。