巨人・阿部二軍監督がキャンプ前からエンジン全開 球団関係者はハラハラ

2020年01月22日 16時30分

精力的に動いた阿部二軍監督

 巨人の阿部慎之助二軍監督(40)がキャンプ前から早くもフル稼働だ。21日は朝から午後3時すぎまで約6時間半、川崎市内のジャイアンツ球場で精力的に動いた。午前は新人合同自主トレに熱視線。午後からは育成合同練習で外野ノックを打ち続けた。2月1日の春季宮崎キャンプ初日を10日後に控えてやる気十分の青年監督。そんな姿に球団関係者はハラハラしている。

「もういっちょーっ!」。寒風の吹くジャイアンツ球場に阿部二軍監督の声がこだました。

 自らバットを握ると前へ後ろへ右打ちで育成選手相手にノックを約30分間、打ち続けた。阿部ノック初体験となった育成ドラ1・平間隼人内野手(22=四国IL・徳島)は「ずっとテレビで見ていたので不思議な感じでした」と振り返った。

 練習前には育成選手を並べ「みんなに一軍のチャンスがある」とゲキを飛ばした。規則により監督、コーチが指導できない新人合同自主トレでは球団スタッフに選手の特徴を確認。宮崎ではファーム全体を見るため新戦力の顔と名前を覚えることに努めた。

 昨年11月の秋季練習以来となるノックを終えた阿部二軍監督は「(育成選手が)全員揃ったらしいから。明日、(育成の)外国人が来るだろうし。みんなの顔を見られたので、とりあえずいいですよ」と気持ちよさそうに汗を拭った。

 ただ気合十分の青年監督の姿に球団関係者は「飛ばし過ぎにだけは注意しないと」とハラハラ。それというのも選手にとってはもちろんだが、監督にとってもハードなキャンプが待っているからだ。

 キャンプ前半の2週間は二、三軍がファームとして練習を行う。すでにメニューは決定しており「打撃練習は50分間ずつ5組でやる」(球団スタッフ)と4時間を超えるという。そこに守備練習や居残り練習も加わる練習漬け。そんな中で阿部二軍監督は「(指導は)全員になるべく。若い選手に全部教えるつもりでやる」とバットを手に守備練習、打撃練習で直接指導をするつもりだ。夜にはコーチ、選手で討論を行うプランもある。さらに早朝にはコンディション維持のため個人的にランニングを敢行。まるで休む暇がない。

 別の球団スタッフは「オフに考えるとやりたいことが多くなる。ただ実際にやってみると予想以上に疲れが出てくる。もちろん最後まで完走してほしいけど…」と阿部二軍監督の“ガス欠”を心配する。

 昨季まで現役バリバリだった阿部二軍監督。そんな心配などはね返してほしいところだが、果たしてどうなるか…。