オリックス・田口コーチ 5年連続Bクラス脱却へ選手たちは自分で考える力を

2020年01月18日 16時30分

田口コーチのプランは…

 最下位に低迷するオリックスに勝算はあるのか。今季は山岡、山本の投の2枚看板と打撃力では主砲・吉田正に加えてメジャーの大物助っ人、アダム・ジョーンズ外野手(34=前ダイヤモンドバックス)が加入。5年連続Bクラスからの脱却を図るが、首脳陣の手ごたえは…。春季キャンプに備えてプランを練る田口壮野手総合兼打撃コーチ(50)に聞いた。

 ――一軍コーチとして2年目のキャンプを迎えるが、取り組むことは

 田口コーチ 選手が自分で考えられるようにしてほしい。ウチは経験が少なく、レギュラーと言われる選手が少ない。そういう中で自分たちで考えてこういう練習をしなきゃいけない、こういう対応をしないといけない、ということ。資料を見て自分でプランを立て、修正をして練習方法を見つけてもらいたい。そこが長くプレーをしていくうえで大事になる。

 ――これまでは若手に細かく言って聞かせていたが

 田口 こちらが要求するのではなく、自分で考える力をつけてもらいたい。監督、コーチの方が先にやめるわけだから自分のものがないといけない。僕なんかどうなるかわかんないですから。

 ――田口コーチも若いころはそうしてきた

 田口コーチ 僕はわがままだったと思いますよ。こいつ言うこと聞かないな、と思われていたと思います。でもコーチの人に言われていたことは後になってすごくよくわかる。あの時はこういうことだったのか、と。うるさいなあ、と若い時はわからなかったことを実感しますね。

 ――上位浮上の手ごたえは

 田口コーチ ポテンシャルはある。そこをもう1つ、2つステップをどう上げられるか。意識的にやらないといけない。もちろん勝たなきゃいけないし、育ったからいいという話ではない。

 ――A・ジョーンズへの期待感は

 田口コーチ いい選手と思って見てました。面識はないけど、リーダーシップがある。ビデオも見たし、プレースタイルも知っている。日本のボール球を振らせる野球に対応できるかは、おいおいでしょうね。アメリカから来た選手は誰でも最初は戸惑うもの。いろんなことをケアして彼のやりやすい、居心地のいい環境をつくってあげたい。

 ――田口コーチのメジャー経験も生きるのでは

 田口コーチ 僕は最初の2年間苦しみましたけど、メジャーに定着したら“ショー”なんでね。勝負は厳しいけど、すごく歓声をくれるし、楽しい時間でしたよ。でも今のチーム自体は楽しい雰囲気でできる状況ではない。まずは厳しくいって、楽しみは勝ってから。チャンスはあると思っています。