広島・小園海斗内野手(19)が遊撃のポジション死守を誓った。16日、廿日市市内の大野練習場で行われている合同自主トレに参加し、キャッチボールやフリー打撃などで汗を流し「一日一日を全力でやっていきたい」と意気込んだ。

 昨季は高卒新人ながら不振の田中広に代わって主に遊撃として58試合に出場し打率2割1分3厘、4本塁打をマーク。今年は2年目の飛躍を期待されるが、実力者の田中広も虎視眈々と返り咲きを狙っているだけに「取りにいくつもりでやっていく。(ポジションを)自分の力で取ったと思っていない。少ないチャンスをものにして、這い上がっていけるようにやっていきたい」と油断はない。

 この年末年始にはピラティスにも挑戦し「去年は夏場にバテた。体は強くないので一年間戦い抜く体をつくりたい。大阪なのでシーズン中も通えればいい」と柔軟性や体幹の強化にも余念のない小園。持ち前のフルスイングを武器に大ブレークのシーズンにしたいところだ。