ヤクルト・ドラ1奥川 佐々木朗を超えた

2020年01月15日 16時30分

後続をぶっちぎる奥川

 エンジンが違う。黄金ルーキーがまた魅せた。ヤクルトのドラフト1位ルーキーの奥川恭伸投手(18=星稜)が14日に埼玉県戸田市の戸田球場で新人合同自主トレに参加した。この日は第2クール最終日で、休日前にファンサービスを行った。

 新人の現在の基礎体力測定を兼ねて12分間走が行われた。1周400メートルのトラックを奥川は初めから“飛ばしモード”で、首位に立つとそのまま最後まで抜かれることなく12分間を走り切っただけでなく他の新人5選手を周回遅れとした。

 奥川は5周目の途中でドラフト2位の吉田大喜投手(日体大)を軽々と抜き去ると、6周目に同4位の大西広樹投手(大商大)、同5位の長岡秀樹内野手(八千代松陰高)、7周目に同3位の杉山晃基投手(創価大)、同6位・武岡龍世内野手(八戸学院光星高)をぶっちぎった。

 12分で3375メートルを走った後もひょうひょうとした表情で歩いてクールダウン。9日に1000メートルを3本走った時と同様に好記録をたたき出し、奥川は「これも向こう(石川)で走っていたよりもいい記録が出たのでよかったです」と話した。この記録はロッテのドラフト1位・佐々木朗希(大船渡高)が自主トレ初日に走った2925メートルを上回る。担当の前田アスレチックトレーナーも「過去の記録は見ていないですけど、3300なんていなかったと思う」と驚きの表情だ。

 15日は2度目の自主トレ休日。前回の10日はNPB新人研修会で丸一日がつぶれたため、完全オフは初めてだ。「いっぱい寝たいです」と笑う燕の金の卵が日に日に存在感を増している。