巨人・岡本は全人類からウケる人気者キャラ

2020年01月12日 16時30分

ゲレーロ(左)と談笑する岡本

 巨人・岡本和真内野手(23)が「新たな役目」を期待されている。11日にジャイアンツ球場で自主トレを公開したが、新年初の公の場でもホッコリ系の独特キャラは全開。中軸に定着して3シーズン目となる今季は4番でのフル出場を目指すなか、周囲から期待されているのが、チーム内で明確な指南役が不在となっている助っ人たちの“世話係”だという。

 2020年も“岡本節”は健在だった。テレビカメラ8台を含む大勢の報道陣が詰めかけても、若き主砲は相変わらずのマイペース。ひょうひょうとした表情で打撃練習などを行うと、年末年始に帰省していた地元・奈良でのエピソードを披露した。

 昨年大みそかと元日に別々の神社でおみくじを引いたそうで「(12月)31日は小吉やったんですよ。(1月)1日に引いたら大吉。小吉は去年の一年を表してましたね。去年、あれで大吉が出たら『おみくじウソやで』と思ったけど、これは信用できますね」と笑いを誘ってどこか得意げ。その後、球場内の階段で豪快にすっ転んだが、大吉を引いたおかげなのか? 幸いにも無傷で「“初滑り”やな…」と自虐ネタも炸裂させた。

 もちろん、中軸としての自覚はある。「今年は同じ打順で1年間やり抜けるように」と全試合4番での出場を目指す。ただ、成長を続けるとともに周囲からの要求も高まっている。原監督からはリーダー意識の向上を求められ、坂本からは次期主将候補にも挙げられている。さらに、チーム内からは新たな役割も求められている。異国の地でプレーする助っ人勢の“世話係”だ。

 無類のコミュニケーション能力を誇った長野は1年前に人的補償で広島へ移籍。昨季は主将の坂本や阿部二軍監督、亀井らが助っ人たちをサポートした。しかし、指導者に転身した阿部二軍監督は一軍におらず、長らく外国人選手のリーダーだったマシソンも退団した。

 チームスタッフは「適任なのは(岡本)和真じゃないですかね。やはり生え抜きの主力がやるべき仕事の一つ。和真は外国語はあんまり得意ではないですけど、ほぼあのキャラクターだけで外国人にもウケていましたから」という。プライドが高く、首脳陣も散々手を焼いたゲレーロも岡本には気を許し、お互い母国語ではない片言の英語でやりとり。岡本のユーモラスなキャラは世界共通のようだ。

 昨季は9人いた外国人選手のうち残ったのはメルセデスとデラロサの2人。今季は新助っ人として野手でヘラルド・パーラ外野手(32=前ナショナルズ)、投手ではエンジェル・サンチェス(30=前韓国SK)とチアゴ・ビエイラ(26=前ホワイトソックス)の3選手が加わる。現状、この5人の世話役を岡本にというわけだ。

「日本一になって僕も貢献したなって堂々と言えるシーズンにしたいですね」と4番の自覚を示した岡本。いろいろな意味で底知れぬスケール感を漂わせる大器だけに、周囲の期待も増すばかりだ。