ロッテの新人合同自主トレが11日、本拠地・ZOZOマリンスタジアムでスタートし、ドラフト1位・佐々木朗希投手(18=大船渡)ら新人7選手が汗を流した。

 井口監督の「2月1日から競争できるように、しっかり調整してほしい。ケガをしたら誰も待ってくれない。1年間しっかり戦力でいられるように」との訓示のもと、怪物の“プロ初日”が幕開け。12分間走では、序盤こそ7人中最下位だったが、大きなストライドからペースを乱さず一定のリズムでグラウンドを周回。徐々にスピードを落とした他のルーキーたちを抜き去り、12分間でグラウンドを9周半、距離にして3位の約2・9キロを走破した。

 練習後は集まった1000人以上ものファンのために急きょサイン会を実施。時間の都合上、約40分間、250人程度をメドに打ち切りとなったが、大きな混乱も起こらずファンからは温かい拍手が送られた。

 長い一日を終えた佐々木朗は「たくさんのことがあって疲れました。練習を見られることは今までなかったので、緊張感があった。ファンが近くにいたので応援されていることを実感しましたし、その分頑張らないと。しっかりやれることをやった」と充実の表情。自主トレ期間中のテーマについては「体力面だったり、体の強さはやっぱりまだまだ弱い。体力強化だったり、体の強さを高められればいいです」と話した。