阪神・大山の生きる道は三塁のみ 久慈コーチがコンバート否定 

2020年01月09日 16時30分

今季は正念場となる大山

 阪神・大山悠輔内野手(25)の「コンバート論」を虎首脳陣が真っ向否定した。

 昨季、慢性的な得点能力不足に苦しんだ阪神は、今オフにメジャー通算92発の主砲候補ジャスティン・ボーア内野手(31=前エンゼルス)の獲得に成功。一塁守備専門のボーアの加入により大山は、昨季まで一塁を守ってきたマルテと三塁の守備位置を争うことが必至の状況だ。

 打線に厚みを増すため、あるいは将来性豊かな大器・大山の出場機会を確保するためにも「大山を二塁、あるいは左翼へとコンバートするべきだ」との声が一部評論家などから上がっていたが、久慈内野守備走塁コーチはこの“大山コンバート論”をばっさり否定。

「大山の二塁転向? ないよ。そもそもウチには(二塁守備を主戦場にしてきた)糸原や植田もいる。大山が試合に出たいのなら、三塁のポジションを勝ち取るしか道はない」とキッパリ言い切った。

 今季は東京五輪が開催される関係上、例年よりシーズン開幕が2週間ほど早い。コンバートするにしても時間が少ないということもあり、大山に「これ以上の負担をかけるわけにはいかない」(同コーチ)との“親心”も背景にはある。

 8日に行われたスタッフ会議終了後、矢野監督は2月から行われる春季キャンプについて「競争は昨季よりも激しくなる」とした上で、春季キャンプ中の一、二軍の積極的な入れ替えも「あり得る」と“春のサバイバル”を宣言した。別のコーチも「(キャンプ中に行われる)実戦に調整が間に合わない選手は“置いていく”ことになると思う」と語る。

 求められるのは結果のみ。大山は過酷なサバイバルレースを勝ち抜き、マルテから三塁の定位置を死守できるか。