竜の年男、15年目・吉見が逆襲だ 昨季までの不調覆し12年前の再現へ

2020年01月08日 16時30分

完全復活を目指す吉見

 中日・吉見一起投手(35)が不退転の覚悟で完全復活を目指す。昨年1月は柳、清水らが「吉見塾」に入門するなど後輩との自主トレが恒例だったが、今年はトヨタ自動車の1年先輩で尊敬する日本ハム・金子弌大投手(36)と、1月中旬から約2週間、米ロサンゼルスで初の海外自主トレを行うことを決意した。

 昨季は5試合に先発して1勝1敗、防御率6・41。ここ7年連続で2桁勝利から遠ざかっており「決して後輩とやるのがダメとかじゃなくて自分のペースでやらなくてはいけないかなと。大島みたいに(高橋、遠藤らを)引き連れてやるような成績を残してないし、そんな余裕もないし、そんな立場でもない。自分のことでいっぱいいっぱいなので」。後輩の面倒を見るよりも先輩の金子から学ぶことを選択したわけだ。

 米国では「知らない世界を見に経験をしに行く。僕はずっと金子さんに憧れてやってきているので、一緒の場で練習できるというのが、もう35歳ですけど、すごく楽しみ。もういつ終わるのか分からない野球人生に入ってきているので、経験して、一年でも長くできるようにするだけ」と意気込んでいる。

 15年目の今年は年男を迎えるが「縁起がいいと思ってやる」ときっぱり。12年前の年男だった2008年はプロ初の2桁となる10勝を挙げると、そこから5年連続で2桁勝利をマーク。「当時は運が良すぎた。ファームで投げる試合が雨で流れて一軍に帰ってこいと言われて、そこから一軍で結果を残すことができた。僕の人生の分岐点だったけど、運がいい年だったので、1周してもう1回同じようなことが来ると信じてやるだけ」と前向きに捉えている。腹をくくった竜の年男の逆襲が楽しみだ。