広島・大瀬良 リスク覚悟のフォーム改造

2020年01月07日 16時30分

キャッチボールする大瀬良

 フォーム改造は吉と出るか。広島・大瀬良大地投手(28)が6日にマツダスタジアムに隣接する屋内練習場で自主トレを公開し「昨年は年間を通して安定した成績を残せなかったので悔しいシーズンだった。(今年は)開幕も早くなる。急ピッチではないが、仕上がりを早めながらやっていく」と抱負を口にした。

 昨季は3月29日の巨人との開幕戦こそ8回無失点、11奪三振と上々のスタートだったが、本人によれば「大事なところで勝てなかったのが強く残っている。そこを勝てないと本物のエースにはなれない。1点も与えない投球を多くやっていかないといけない」。リーグ4連覇に向けて正念場になった8月29日の巨人戦では3回途中10失点でKOされるなど、勝負どころでの乱調によって勝ち星を逃し、チームのV逸にもつながった。

 同じ轍を踏まないために取り組むのが2段モーションの封印だ。2018年から取り入れて2年間で26勝を挙げる原動力になったが「(2段モーションは)負担が掛かってくる。去年もそうだし、一昨年も15勝はしたが、夏場以降失速してしまった。それを踏まえて変えてみようと思った」。負荷の少ない“省エネフォーム”への改良で、シーズンを通して安定したパフォーマンスを発揮することが狙いだという。

 結果を残してきた2段モーションを捨てることにはリスクもある。2年連続の開幕投手が有力視される大瀬良がフォーム改造にてこずって出遅れるようなことになれば、チームへの影響も大きい。それでも右腕は「同じようなことをやっていても成長はない。相手はいろいろ研究してきたり、アプローチも変えてくる。僕も常にチャレンジする心を持っていかないといけない」と力強く言う。リスクを恐れず、シーズンを通してエースの投球をする意気込みだ。