阪神・矢野監督の「男気」に再注目 高橋遥が明かした公開説教の内幕

2020年01月04日 16時30分

内幕を明かした高橋遥

 就任2年目を迎える阪神・矢野燿大監督(51)の“男気”がナインに大好評だ。「苦しいときこそ笑顔でやる」を矜持としてAクラス入りを決めた指揮官だが、シーズン中は厳しいゲキを飛ばすこともあった。9月6日の広島戦(マツダ)では先発の高橋遥人投手(24)がベースカバーを怠ったとしてベンチ内で公開説教を受ける事態に。試合後も「プロとして恥ずかしい」と怒り心頭だった。

 ただ、発端となった一ゴロが判断の難しい打球だったこと、そして助っ人のソラーテが前代未聞の造反劇を起こした直後とあって「カバーに入るかどうかの判断は難しい。怒るほどじゃない」「若手に当たっているだけだ」などネット上などでは批判の的となった。しかし、高橋遥は「あれは違うんです」と内幕を明かす。

「注意を受けたのはベースカバーの場面ではなくて、別の場面で僕がファウルを捕りにいこうとしなかったことに関してなんです。すべてを全力でやらないといけないのに、それを怠った自分が悪いんです」

 そもそも説教の原因が違っていたため、矢野監督はいわば“いわれなき批判”を浴びていたことになるが、一切弁解はなし。そんな指揮官の行動をチーム関係者は「あえて言うこともないということ。言えば高橋遥のミスを蒸し返すこともになる。本人の気持ちを考えればそれはしたくないんでしょう」と代弁する。ただ、この“真実”はチーム内にも知れ渡り「監督は自分たちを守ってくれるんだ」とチームの士気が上がったという。

 一部から批判もある“矢野ガッツ”を継続するなど2年目も信念を貫くつもりの矢野監督だが、選手もその心意気に応えたいところだ。