沢村賞「時代にそぐわない」の声も

2020年01月04日 16時30分

18年に全項目をクリアした菅野(右)

「沢村賞」は、そのシーズンの最高の「先発完投型」投手を表彰する賞で2019年は今世紀初の「該当者なし」となった。

 選考基準は「登板試合数25以上」「完投試合数10以上」「勝利数15以上」「勝率6割以上」「投球回数200イニング以上」「奪三振150以上」「防御率2.50以下」の7項目。

 19年は「投球回200以上」「完投10試合以上」をクリアした投手が一人もいなかった。直近5シーズンの両リーグの規定投球回(143回)到達者は15年26人、16年26人、17年25人、18年17人、19年15人と顕著な減少傾向。19年の最多投球回は千賀の180回1/3。完投は大瀬良(広島)の6試合が最多。パに至っては、千賀ら4人がわずか2試合で最多だった。

 投手の分業制が確立した近年は、時代に合わないという声がある。第92回選抜高校野球大会からは球数制限の試行が決定。分業制に加えプロ、アマともに現場で球数に制限をかける傾向が強まっている。

 その一方で、菅野(巨人)が18年に全項目をクリアして受賞している。