【プロ野球大将】最後まで色あせなかった阿部の勝負強さ

2019年12月28日 16時50分

日本シリーズ終了後に胴上げされる阿部現二軍監督

【プロ野球大将 次代の大将:阿部慎之助二軍監督(巨人)】巨人史上最強捕手が19年の現役生活に幕を下ろした。キャリアがモノをいうポジションにあり、大卒ルーキー1年目から正捕手として活躍。打者としても主軸を務め、通算2133安打、406本塁打の記録を残した。

 2012年には打率3割4分、27本塁打、104打点でMVPに輝き、07年から8シーズン務めた主将としてはリーグ優勝6度に2度の日本一。今季は代打での起用が主だったが、引退試合となった9月27日のシーズン本拠地最終戦で本塁打を放つなど勝負強さは最後まで色あせなかった。
 最後の打席はソフトバンクとの日本シリーズ第4戦の8回。二ゴロに終わり、チームも4連敗で終戦となったが、試合後には鷹ナインからも胴上げされた。阿部の人望の厚さを物語る感動のシーンだった。

 すでに二軍監督として第2の野球人生をスタートさせており、将来の一軍監督は既定路線。捕手出身で、指揮官としても一時代を築いた野村克也氏のような「名将」になってもらいたい。