今季プロ最少28試合出場 苦しい1年の広島・堂林が胸中告白「忘れられないファンの涙」

2019年12月27日 16時30分

9月12日、サヨナラ打を放った堂林(左)

 鯉のプリンス、広島・堂林翔太内野手(28)は来季で11年目を迎える。節目の今季は故障もあってプロ入り最少の出場28試合と屈辱を味わい、オフに心機一転、後輩の鈴木誠也外野手(25)に弟子入りを直訴した。プライドを捨てたスラッガーが足踏みが続く現状への歯がゆさ、ファンの涙で湧き起こった感情、飛躍への覚悟を語った。

 ――今年は厳しいシーズンになった

 堂林 今年はケガで1か月野球ができない時期があったので、そこが一番の反省点です。それを除いても、二軍にいる時期が長かった。そこは来年、悔しさをぶつけていきたいと思っています。

 ――一軍では144試合に出場した2012年から右肩下がり。ただ、球団の期待は依然として高い

 堂林 それは今年の契約更改でも言われましたし、期待していただいていることはすごく自分でも分かっています。なんとか恩返しじゃないですが、貢献できればと考えているんですが。

 ――当然、狙うはレギュラーポジション

 堂林 僕は自分の実力で一回も試合に出続けていないので、そこはやっぱりずっと思っていることです。144試合出たときも(当時の)野村監督にずっと我慢して使ってもらっていただけ。そういうのを抜きで、実力で試合に出続けたいとずっと思っています。かけ離れている現状ですけれど、そこは変わらないところです。

 ――今オフは佐々岡新監督が就任。新たに期する思いは

 堂林 監督が代わったことで気持ちを新たにというか、一回リセットされるかなと。来年は自分の中でもう一度、区切りの年にできるかなと思っています。いいきっかけにしてやっていければ。

 ――年明けの自主トレは宮崎県内で初めて鈴木、野間らと行う

 堂林 誠也という球界でもナンバーワンの打者とやれるので、何か一つでも吸収してキャンプに臨んでいければと思っています。(鈴木の打撃論は)シンプルですし、代表でもいろんな選手の話を聞いているのですごく引き出しが多い。後輩ですが、何か学んで自分のものにできれば。

 ――活躍を待っている人は多い

 堂林 今年、僕がサヨナラヒットを打ったとき(9月12日の中日戦)、たくさん泣いている人たちの姿を目にして…。あの光景にジーンときたものがありました。そうやって応援してくれる人がまだたくさんいるんだということに気付かされましたし、来年はもっと喜んでもらえるようにと思っています。

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