ヤクルト・村上が明かす覚醒の瞬間 それは4月、広島左腕ジョンソンからの本塁打だった

2019年12月24日 16時30分

報知プロスポーツ大賞の表彰式で阿部二軍監督(左)と並んだ村上は緊張した表情

 躍進のきっかけは今年序盤にあった。ヤクルトの村上宗隆内野手(19)が23日に「報知プロスポーツ大賞」表彰式に出席した。プロ2年目の今年、リーグ3位の36本塁打、96打点で新人王を獲得した燕の主砲のオフは大忙し。

 この日はフレッシュ賞を受賞。壇上ではチームが最下位に沈んだことに触れ「チームに迷惑をかけたなという思い。たくさんエラーしました。投手にも監督、コーチにも本当に申し訳ないプレーばかり。来季はそこを直して頑張りたいと思う」と話した。

 特別功労賞を受賞した巨人の阿部二軍監督からは「魅力ありますし、なんでうち(巨人)は獲らなかったのかなと。うらやましい」とも絶賛された村上。大躍進となった今季の“転機”は4月にあったという。

 ヤクルトのスカウト関係者はこう証言する。「今年の活躍は昨年一年、二軍でやってきて自信をつけてきたことも関係していると思うけど、村上本人に聞くと『ジョンソンからの本塁打でいけるかもと思った』と言うんだよ」

 4月9日の広島戦(マツダ)でジョンソンから2号ソロ(写真)。前出関係者は「(左打者の村上に対して)左投手でかなりいい投手。ジョンソンは調子は悪かったかもしれないが、これが自信になったみたい」と話す。

 そこから自信をつけた村上はわずか19歳でバレンティン(ソフトバンクに移籍)を押しのけ、ヤクルトの4番を務めるまでの存在になった。来季の目標に「3割、30本塁打、100打点」を掲げる燕の期待の主砲は、さらに飛躍する。