由伸といえば…オリックス・山本の知名度アップに球団が本腰

2019年12月23日 16時30分

プレミア12で世界一に貢献した山本由伸

 オリックスが大ブレークした山本由伸投手(21)のPR大作戦に躍起になっている。先発に転向した今季は8勝6敗、防御率1・95で最優秀防御率のタイトルを獲得。侍ジャパンの一員としてプレミア12では世界一に貢献するなど、チームが最下位に沈む中で希望の星となる活躍を見せた。

 それでも球団関係者は「まだまだ名前が全国区になっていない。『由伸』といえば、今も世間的には高橋由伸さん。なんとか由伸=オリックスの山本、にしたいのですが…」と頭を抱える。オフのメディア出演も想像していたほどではなかったようで「吉田正尚の方が多いですよ。ウチは特にNGはないし、由伸にもっとオファーが来るかと思っていましたが…。やはり最下位が響いてますよ」(同)。

 ここまでのブレークを読み切れなかったのか、球団も山本の売り出しに二の足を踏んでいたフシがある。プロ3年目、先発転向1年目とまだ実績がなかったことで吉田正のようなグッズの展開ができておらず、前面に押すキャッチフレーズも考案されなかった。営業部内では「かっこいいキャッチフレーズを考えないといけない、と思いながらもできなかった。マスコミさんやファンの人たちに期待していた部分もあって…。もっと名前を定着させることができていたはず」と話している。

 出遅れた感はあるとはいえ、2020年は背番号も「43」からエースナンバー「18」に変わり、東京五輪も控えている。山本の存在がさらにスケールアップするのは確実で「球団として由伸大作戦を展開しないといけない。オリックスの顔、日本の顔としてアピールしていく」と本腰を入れる構えだ。

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