西武・山川 今季の苦悩と悟り「思い通りに1年間できたことは一度もない」

2019年12月23日 16時30分

今季の苦悩を明かした山川

【核心直撃】2年連続パ・リーグ本塁打王に輝いた西武・山川穂高内野手(28)が早くも来季に向けて始動している。今季43本塁打で開幕前に公言していた50発には届かず、つかの間のオフはないも同然。「とにかく来年の不安しかない」とV旅行を辞退し、西武室内練習場などでバットを振り続けている。3年連続キングを目指す希代のスラッガーに今季の苦悩を聞いた。

 ――今取り組んでいるのは来年の新フォームか

 山川 新しいフォームは考えていますけど、もっとシンプルにいけるように。難しいところからシンプルにという感じですかね。

 ――それは素人が見ても判別のつかない部分

 山川 野球が分かる人であれば気付くでしょう。普通に見ていたら(今季と)一緒に見えるかもしれない。結果が出るのが一番。結果で「変わった」と思われるように。まあ、ベースはホームランありきなので大きくは変わらない。

 ――今年の打撃を振り返って

 山川 あまりにも悪すぎた。去年が良くて、去年と同じ打ち方でやろうとしたら打てなくなったんですけど。(打撃は)毎年ちょっとずつ変わらないといけない。去年と同じ打ち方をやってもダメだなと改めて思った。

 ――6月以降に失速した原因は

 山川 自分です。相手が投げてくる球は変わらない。インコースが多くなるとか、勝負されなくなるというのは周りが勝手にそう思っているだけで、来ている球自体は何も変わっていないです。すごい人はすごいし、しょぼい人はしょぼい(笑い)。自分の中でフォームが固まらなかったりとか、本塁打を狙いすぎたりとか、調子が悪かったりとか(理由は)いっぱいあるんですけど、自分が(課題を)クリアしていければ誰が投げてきても基本打てます。相手うんぬんは関係ない。

 ――レギュラー2年目で今季のような壁は初めて

 山川 初めからずーっとあります。去年も今年もその前の年もうまくいった年は一度もない。思い通りにいった日や月はありますが、思い通り1年間できたことはない。それを考えれば去年より悪かったですけど、今年は勉強になった。これを来年につなげる一年にしたい。それでも(本塁打王を)取っているというのが大事ですからね。

 ――目標だった50本塁打はいつ諦めた

 山川 9月に諦めましたね。(チームが)独走しているか3位以下だったら狙っていました。でも(V争いがソフトバンクとの一騎打ちで)捨てました。(残り)10本って考えると狙えばいけたんじゃないかと思うんですけど、優勝争いをしていて、そこはちょっと、というのと(キング争いで)2位と差があったというのも大きかった。いろんな理由がありますけど、後ろの人を見て、チーム状況を見てやっていたので、そこに後悔はないです。

 ――5月までは22本塁打と好調だった

 山川 でも前半も全然ダメっすよ。何で打てているのかが自分の中で納得していない。自分の頭で考えたイメージで打てないから、しょっちゅうフォームを変えて打っていた。

 ――迷った時に戻る原点のフォームはないのか

 山川 あったのが、毎年(フォームが)変わるからなくなる。そこは年ごとに見つけないといけないです。ある時はあるが今年はなかった。