楽天・石井GMの「お友達補強」にファン不信感

2019年12月21日 16時30分

 西武内から球団OBで現楽天フロントの石井一久GM(46)が「東北のファンから大きな支持を得られていない理由」を指摘されている。

 19日に発表されたロッテ・涌井秀章投手(33)の金銭トレード獲得によって、同GMが西武在籍時代にとりわけ懇意にしていたハワイ自主トレ仲間の岸、牧田、涌井の再合体に成功した。

 昨オフのFAの目玉・浅村獲りを含め一連の“石井人脈補強”にはネット上を中心に「楽天ライオンズ」「お友達補強」などと、自らのコネクションを最大限活用している同GMへの非難がやむ気配はない。

 これに当の石井GMは「別に西武だから獲ってるわけじゃない。正しく言うと(涌井は)ロッテ(の選手)なので」などと反論しているが、すでに2016年オフ、楽天に先乗り移籍していた岸を含めた3投手がいずれも西武時代から気心の知れた仲間で、自らがスカウトした同じマネジメント事務所の所属選手という共通項がある以上、偶然の産物であるとする主張はやはり無理があり、ファンにも見透かされている。

 こんな状況を見て4者の旧所属球団である西武内からは「チーム強化の方法はいろいろあっていい。ウチのOBが外で活躍してくれることも応援したい。ただ、楽天ファンの心情を考えるとすべてが唐突過ぎて、目の前に提示されたことを受け入れるのに心が追いつかないのでは」との声が。何より置き去りにされている楽天ファンの心情が石井改革への不信感の根底にあると推察している。

 さらに、石井GMを知る関係者は「一番の問題点はフロントトップがファンに向けて分かりやすいアナウンスをしていないことにあるような気がする。チームが強くなるためにどういうビジョンのもと、どういう補強をしている最中なのか。そして、現場はどういう野球で勝っていくのか。それさえ明確に示せていれば多少の非難はあってもファンはある程度納得してくれるんじゃないんですかね」と続けた。

 とはいえ「ライオンズのお友達」以外の明確なビジョンがあればの話だが…。