広島が自信 「菊池涼は残る」

2019年12月17日 16時30分

大瀬良の結婚披露宴に出席した際は報道陣に無言を貫いた菊池涼

 広島が余裕の構えなのには理由があるようだ。ポスティングシステムを利用して米大リーグ移籍を目指している菊池涼介内野手(29)について球団内では「残留してくれるのでは」との観測が徐々に強まっている。

 渦中の男は15日に広島市内で開かれた大瀬良の結婚披露宴に出席。ただ報道陣の問いかけには口を開かず、無言で会場を後にした。同じ制度を使って今オフのメジャー移籍を目指していたDeNA・筒香はひと足早くレイズと合意。菊池涼についても複数球団が興味を持っているとの情報は散見されるが、まだ具体的な動きはない。代理人は二塁以外のポジションも守れるユーティリティープレーヤーとして各球団に売り込みをかけている。

 一方で、メジャー挑戦を認めた広島はそうした状況を泰然と見守っている。昨年までのリーグ3連覇の原動力となったセンターラインの要が流出となれば大打撃のはずだが危機感はさほど感じられない。「キクは残る」と断言する関係者もいるほどだ。

 自信の裏側にあるのは条件面。メジャー球団とのてんびん交渉に乗るつもりはないとしているが「遜色ない金額」を用意するという。現状の年俸2億3000万円はすでにチーム日本人選手トップだが、新たに年俸3億円前後の複数年契約を提示するとみられる。

 加えて菊池涼が意欲を燃やす東京五輪への出場も、広島サイドはもちろんOK。近しい関係者は「涼介は日の丸のユニホームへの思いが人一倍強い。そこはメジャーの球団相手にも簡単には譲らないのでは」と話す。メジャー球団との交渉期限は年明け1月3日午前7時(日本時間)。来季も広島で忍者のプレーを見られるか――。