ヤクルト・村上 気にしていた近本に連勝

2019年12月17日 16時30分

カメラマンのリクエストに応じてポーズを決める村上

 燕のスターダムにのし上がる。ヤクルトの村上宗隆内野手(19)が16日に東京都内の球団事務所で契約更改を行い、3700万円増の年俸4500万円でサインした。プロ2年目の今年はチームで唯一、全143試合に出場。リーグ3位の36本塁打をマークし、新人王にも輝いた。そんな年俸“爆上がり”の若き主砲には気になるライバルがいたようで…。

くしくもこの日、今季100試合で4番を務めたバレンティンのソフトバンク入団が決定した。そんな助っ人主砲に次ぐ25試合で4番の重責を負ったのが村上だ。昨年は一軍出場わずか6試合。そこから1年で一気に大ブレークした。

 年俸800万円から約5・6倍の大幅増に普段はクールな村上が会見で思わず笑みをこぼした。「すごくいい評価をしていただいた。全試合出場したことを(球団に)評価していただいたんですが、それも皆さんのおかげだと思っています。本当に周りの方に感謝したいなと思います」

 さらに会見後には自ら「ちょっと僕からいいですか?」と切り出し、2016年の熊本地震で被災した故郷の熊本城の復旧のため本塁打1本ごとに一定の金額を寄付すると発表。「(熊本城には)もちろん行ったことがあります。少しでも力になれればと思って」と話し、金額は今後決定するという。

 そんな燕の若き主砲には契約更改で“気になっていた存在”がいたという。新人王をめぐって争った阪神のルーキー・近本光司外野手(25)だ。ヤクルト関係者によれば「他球団の評価のこと、とりわけ近本のことを気にしていた」。近本は6日に3000万円増の年俸4500万円ですでに契約更改を終えていた。“同額”での決着だがチーム関係者は「他のチームとは評価の仕方が異なるので比較はしようがないですが『評価は(村上のが)上だよ』と伝えたと聞いている」と説明。実際、近本は今季の年俸から3倍増だが、村上は5倍以上のアップだ。しかも社会人上がりの近本に対して、村上は高卒2年目のティーンエージャー。村上にしてみれば新人王争い(村上168票、近本129票)同様に“競り勝った”という感覚だろう。

 来季の目標は「3割、30本塁打、100打点」と言い切った。2020年はチームの主軸としてさらなる飛躍を見せる。

(金額は推定)

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