“オレ流発言”に中日関係者の怒り収まらず

2019年12月14日 16時30分

落合博満氏

 元中日監督・落合博満氏(66)の“オレ流発言”の波紋がさらに広がっている。10日に放送されたCBCラジオ「ドラ魂キング」にゲスト出演した落合氏が大放談したが、球団内で一番問題視されているのが7年連続Bクラスと12球団で最もクライマックスシリーズ(CS)から遠ざかる中日の苦境を“人ごと”のように主張したことだ。

 現在の低迷期について「想像? ついてた。弱くなるのは簡単だもん。強くするのは大変。継続するのは大変。(今年6月16日のロッテ戦で5点リードの9回に逆転サヨナラ負けを喫した一戦を指摘しながら)ああいう試合というのは絶対に勝たないといけない。なんにも勉強してないってこと。ゲームセットと言われるまで気は抜いちゃいけない。(チームに足りないのは)練習ですよ! やってない。負けるってことはしてないってこと。(選手に)体力ないもん」と一刀両断した。

 しかし、2004年の監督就任以来、8年間でリーグ優勝4回、日本一1回と、その間は全てAクラス入りした落合氏の実績について球団関係者は「そもそも星野政権時代にドラフトで獲得した立浪、福留、岩瀬、川上、井端、荒木、森野といった選手が活躍したからこそ。星野遺産が大きかったのに」と冷ややかな声が出ている。

 落合氏は2013年オフから中日初のゼネラルマネジャー(GM)に就任したが、谷繁監督との確執が発覚したりするなど成績を残せず、3年間(4位、5位、6位)で“解任”された。それだけに別の球団関係者は「今の低迷期の要因をつくったのは落合さん自身でしょ。はっきり言って監督時代もGM時代も即戦力ばかりにこだわって長期的な視野で補強戦略してこなかったツケが今出ているようなもの。2014年のドラフトでスカウト陣は有原(日本ハム)か山崎(DeNA)を獲ろうとしていたのに鶴の一声で1位を野村(17年に引退)に変えてしまったこともあったしね。自分に責任がまったくないような言い方はいかがなものか」としらけた声も出ている。

 中日はドラフト1位で昨年は根尾、今年は石川昂弥内野手(18=東邦)を競合の末、獲得するなど明るい話題も多いだけに、早く暗黒時代を脱して落合氏を見返してやりたいところだ。

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