松坂と西武のこじれを解消した“和解調停人”渡辺GM

2019年12月12日 18時41分

渡辺GMと松坂

 14年ぶりの西武復帰が決まった松坂大輔投手(39)には2015年の日本球界復帰後、古巣復帰までにソフトバンク3年、中日2年と計5年間のブランクがあった。

 11日の入団会見の中で本人が「米国にいたころは(日本に)戻る時は漠然とライオンズかなと思っていた」と当時の秘めた気持ちを語りながら、実際には14年オフのソフトバンク移籍時、17年オフの中日移籍時に待ち望んでいた西武からの正式オファーはなく、両者の間にはある種の溝ができてしまった。

 思いはあっても結ばれない西武と松坂のこじれた関係。これを氷解させたのが“歴史の和解調停人”渡辺久信GMだ。

 同GMは「メジャーから戻ってきた時(14年)、中日へ移籍した時(17年)と、ウチとしてもいろいろと検討した中で(獲得を)見送った経緯もある」と過去の経緯を説明。前回、17年当時の鈴木本部長が「(過去の功労は)別として考えないと。選手として使えるか使えないかだよ」と語っていたのに対し、渡辺GMは「中日を退団するという話になった時に、もう一度西武にユニホームを着てもらいたいという気持ちが強くなった」と対照的なレジェンドへのスタンスを示した。

 まさに松坂の帰還はこの編成トップの変更がなければ実現しなかったといっても過言ではない。