広島・大瀬良 東京五輪で会沢とバッテリーを組む!

2019年12月12日 16時30分

今年の漢字と来季の目標を掲げた大瀬良

 夢はあきらめない。広島・大瀬良大地投手(28)が11日にマツダスタジアム内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、3000万円増の1億7500万円でサインした。

 プロ6年目の今季は26試合登板で11勝9敗、防御率3・53。「本当に悔しい一年だった」と振り返ったが、球団は3年連続で規定投球回をクリアし、リーグトップの6完投を記録するなど先発陣の柱としてフル回転したことを高く評価した。交渉役の鈴木球団本部長は「大量点を取られることをなくしていけば、去年のような成績(15勝7敗、防御率2・62)を残せるはず」と最多勝に輝いた昨季のような働きに期待を寄せた。

 大瀬良本人の目標はさらに高く、「一度は取ってみたい」と今季は該当者なしだった沢村賞にロックオン。「(投手は)分業制になってきていますけど、中継ぎの負担を減らす意味でも1人2人は時代に逆らうヤツがいてもいいのかな」と選考基準の一つである「10完投」を視野に入れた。

 さらには東京五輪への出場にも改めて強い意欲を示した。夢への道を切り開く鍵は直球のレベルアップ。「器用貧乏にはなりたくない」と今季試したシュートなどの新球習得は封印し、今オフは本来の武器を磨き上げる。それは「プレミア12」の侍投手陣の姿から痛感したことでもある。「みんな速い真っすぐ、強い真っすぐありきで、一つウイニングショットを持っている投手ばかり。そこ(東京五輪)だけを目指すためではないですけど、活躍するためには必要」とした。

 後輩の意気込みを侍の正妻となった会沢も後押しした。「そういう自覚を口にしてくれることがうれしい」と喜ぶと「大地の本来の武器は真っすぐ。そこを磨けば他(の球種)も生きる。(侍投手陣と比較しても)勝負できる力は十分持っている投手ですから」と自軍エースの能力に太鼓判を押した。

 東京五輪代表を争うライバルは強力だが、「アツさん(会沢)と同じ舞台に立てるように」と話す大瀬良の目は真剣。鯉のエースが夢舞台での赤いバッテリー実現に挑む。

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