松坂 喜びの西武入団会見「野球人生の最後はやっぱりここ」

2019年12月11日 13時13分

入団会見を行った松坂

 西武に通算108勝(60敗)を挙げたかつてのエース・松坂大輔投手(39)が帰ってきた。

 11日、都内で行われた松坂の西武入団会見は甲子園決勝でノーヒットノーランを達成し、鳴りもの入りでプロ入りした1998年以来、2度目。松坂は都内ホテルで契約書にサインした後、会見に臨み帰るべき家に帰ってきた喜びを語った。

「米国から帰ってきてホークス、ドラゴンズと他のチームを経験しましたけど、やっぱりライオンズに戻って来れるというのは、何というか…家に帰ってきた感覚。決まった時はやっぱりうれしかったです」

 こう14年ぶりに帰還した古巣への思いを語った松坂は今まで自分からは発信することのできなかった西武への思いをこう語った。

「米国にいたころは戻るときは漠然とライオンズかなと思っていたが、(野球)人生の最後はやっぱりここなのかなと。今では思っています」

 もちろん、度重なる肩ヒジの故障を経験して、かつてのパワーピッチングが今はできない現状を受け入れてもいる。

「球が遅くなり、今はあまりやりたくないと思っていたボールを動かす投球をしている。そうすることが自分が生きていく道だと思ってやっている。今の自分ができる形を100%出してやっていきたい」

 自らの在籍当時と現在の西武の印象の違いを「自分がいたころは投手力を中心とした守り、機動力のチームだった。今は強力打線のイメージですかね」とした松坂。その古巣への貢献の形を聞かれ「あまり大きなことは言えないですけれど、リーグ3連覇、そして惜しいところでとれていない日本一のために少しでも力になれるようにやっていきたい」と現状の認識の中で謙虚な思いを語った。

 入団当時、将来的な目標として当時監督だった東尾修氏から手渡された200勝記念ボール。その数字までは「あと30勝」と近いようで遠い距離感になっている。

 これに松坂は「難しくない数字だとは思いますけど、ここ数年を考えると近くもない数字だと思う。以前はそんなに考えませんでしたが、僕自身終わりというものがだんだん近づいている中で達成したいと思っているのも確か。周りは『無理だ』と思っている人が多いと思いますけど、自分自身はあきらめずやっていきたい」とコメント。そこには、ただ古巣帰還を喜んでいるばかりではないプロとしての覚悟もにじんでいた。

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