最優秀バッテリー賞で主役4人を食った張本勲氏の“猛毒喝”

2019年12月10日 16時30分

表彰された前列左から森、小林、後列左から増田、山口

「2019プロ野球最優秀バッテリー賞」の表彰式が9日、東京都内で行われ、パ・リーグは西武・増田達至投手(31)―森友哉捕手(24)、セは巨人・山口俊投手(32)―小林誠司捕手(30)が受賞した。この表彰式で主役の4人を食い、会場の注目を集めたのが、選考委員を務めた球界のご意見番・張本勲氏(79)だ。張本氏は選考のポイントを「捕手を中心に選んだ」とし、日頃から不満に思っていた日本球界に定着する捕手論について、こう吐き出した。

「歴代の捕手は非常に性格が悪い。悪くないとやっぱり捕手はやれないんですよ。『チームの要』とか『グラウンド上の監督』って誰が決めたの? 誰も決めてないよ。一人だけが言ってるだけ。友達もいないし、性格も悪くないといいリードはできない。最近の捕手は森にしても小林にしてもいい性格の人が多い。これからもそういう方向でリードしてもらいたい」

 現役時代の天敵で、大捕手にして知将でもあった野村克也氏(84)を言外ににおわせながら、同氏が浸透させた球界の定説を斬ってみせた。

 さらに張本氏の独演は続いた。セの受賞者・山口がメジャー移籍を目指していることに触れ「行ったってせいぜい10勝までですよ。筒香や秋山も行くけども、あのレベルの選手は2A、3Aに掃いて捨てるほどいます。米国は誰でも獲りたいんですよ。野球を知らないから。日本人や韓国人を獲って野球を習ってクビにする。野手はまず無理でしょう。ただ年金がいいからね。だからみんな行きたがる」と続けた。

 それを聞いていた受賞者4人は苦笑いするしかなかったが、後の囲み取材で森は「そうですね。もっと先輩にタメ口を使わなあかんなと思った」と張本氏の助言を拡大解釈。一方、山口は壇上でのインタビューで「まさか張本さんに(メジャーで)10勝と言っていただけるとは思わなかったので、来年は喝を入れられないように頑張ります」と球界の大先輩に失礼のないようお礼の言葉に変えていた。

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