中日 周平の五輪代表選出を熱望

2019年12月09日 16時30分

リーグを代表する三塁手に成長した高橋

 中日が侍メンバー増員を熱望している。11月に行われた「プレミア12」で中日から日本代表に選ばれたのは大野雄大投手(31)1人しかいなかっただけに「東京五輪本番では何とか野手も選ばれてほしい」(チーム関係者)と願っているのだ。

 特に期待されているのが高橋周平内野手(25)だ。7月に右手小指を負傷して約1か月の戦線離脱となったこともあってプレミア12での侍入りはならなかったもののベストナイン、ゴールデン・グラブ賞のダブル受賞でリーグを代表する三塁手として認められた。

「あれだけ打って守れる三塁手はなかなかいない。周平さんなら選ばれる可能性は十分あるんじゃないですか」とチームメートの間からも期待する声が高まっている。

 実は中日には侍ジャパンの金メダル獲得に貢献したいという強い思いがある。というのも落合博満監督時代の苦い記憶があるからだ。

 2009年の第2回WBCに中日は岩瀬、浅尾、和田ら5人の選手が候補に挙がりながら全員が辞退。12球団で唯一出場選手ゼロとなった。この時は侍ジャパンの原監督から「1球団においては誰一人も協力者がいなかった。ややさびしいことでした」と言われ、ネット上ではバッシングの嵐。

「(08年の)北京五輪ではうちが一番選手を出していたのにあんなに叩かれるなんて…」と球団内ではトラウマとなっているだけに、東京五輪でのドラゴンズ勢活躍で“汚名返上”といきたいところなのだ。

 与田監督も伊東ヘッドコーチも侍ジャパンのコーチを務めた経験があり、中日ナインの日本代表入りには積極的な姿勢を見せている。とはいえ東京五輪代表に選ばれるのは24人という狭き門。果たしてドラゴンズから何人が侍になれるか――。