ソフトバンク・王球団会長が大型補強の重要性を説く

2019年12月09日 16時30分

王貞治球団会長

 ソフトバンクの王貞治球団会長(79)が8日、巨人V9監督である故川上哲治氏の故郷・熊本県人吉市で開かれた同氏の生誕100年を記念するトークショーに参加した。

 イベントの中で王会長はソフトバンクの日本一連覇継続にも強い自信を示した。今季終盤の戦いでチームのマネジメント能力、選手個々の能力の高さを再確認。自身も一員だった「巨人V9」の域に「ホークスはかなり近づいている」と胸を張った。

 だが、慢心は一切ない。「川上さんは勝つために(選手の心理など)いろんなことを計算して徹底していた」。川上氏は一つのポジションに2、3人のレギュラークラスを揃え、チームに競争原理を導入。選手に一時も安心感や達成感を抱かせないマネジメントで常勝軍団を築いたが「今のウチにつながっているよね。選手というのは安住させちゃいけないんだよ。常に危機感を持たせることが大事なんだ」と大型補強の重要性を説いた。

「選手というのはやっぱり試合に出られなくなるのが一番嫌なんだ。そういう意味では強力な選手が入ってくるというのは気になる。でも、それが選手のためになるんだよね。やっぱり自分を高めるというね。(3年連続で)日本一になったんだけど、また、そこで新たな危機感を持つというね」

 チームは今オフ、バレンティンの加入が決定的。外国人先発投手の獲得調査も同時並行で着々と進めている。「選手たちにとってはすごく嫌なことなんだけどね。でも、プロは一年でも長くやらないといけない。それが一番なんだよ。(競争にもまれることで)選手寿命を延ばすことにもつながる」。王会長は危機感を持った主力の限界値を押し上げ、チーム力の底上げへつなげていく。

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