ソフトバンク・長谷川勇が今年も契約更改で放った!名言は鷹の“無形文化財”だ

2019年12月07日 16時30分

長谷川勇の言葉は重みがある

 またもや「名言」が飛び出した。ソフトバンク・長谷川勇也外野手(34)が6日、福岡・ヤフオクドームで契約更改に臨み、2000万円減の8000万円でサイン。今季は代打の切り札として25試合に出場し、打率3割2厘、3本塁打、9打点だった。本人も大減俸を覚悟したが、鷹の鑑(かがみ)としてプライスレスな評価を受けた。

 8月にチーム編成上の理由で二軍落ち。「心が折れた。(初めて)もういいや…となった」。それでも「技術が守ってくれた。これまでやってきたことが染みついていた。自分の打撃がそう(後ろ向きに)させてくれなかった」という。

 2013年の首位打者も完治が難しい右足首の故障に泣かされ、2度の手術歴がある。この日飛び出したのは「いろんなところにガタはくるけど、バットだけはさびるどころか鋭さを増してきている」と、長谷川勇らしい言い回しの“名言”だった。

 今年1月の自主トレでは妻帯者ながら、筑後ファーム施設に泊まり込んで一日1000スイング以上の振り込みを敢行。今もチーム随一の練習量を誇る。その姿勢と印象的な語録の数々は、もはや鷹の“無形文化財”だ。

 過去には「今まで何のために振ってきたのか。一つひとつの打席に懸けているから最高の結果を求める。だから、全打席本塁打を狙っている」と強烈なポリシーを表現。昨年の契約更改では「技術を伝えたいと思う若い選手がいない。何のためにプロに入ってきたのか。だから、若手に負けるわけがないし、負けちゃいけない」と鷹の未来を憂いた。練習中は一切の私語を慎み、普段も必要以上に語らない。寡黙な存在ゆえに、時折放たれる名言の数々は威力を発揮してきた。

 そんな男はチーム内で「背中で語れる人」「言葉の重みが違うからこそ響くし、考えさせられる」と一目置かれている。来季14年目のベテランは、これからも常勝軍団の礎となる。

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