中日・大野雄の単年契約の真意 移籍視野?「残る可能性もある」と言うが…

2019年12月07日 16時30分

大野雄は大幅アップにニンマリ

 流出は避けられないのか。中日・大野雄大投手(31)が単年契約を選択したことで、球団フロントに激震が走っている。

 6日、名古屋市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、7000万円増の年俸1億3000万円プラス出来高払いでサイン。今季はリーグ最多の177回2/3を投げ、防御率2・58で最優秀防御率のタイトルを初めて獲得し「一番投げて一番抑えた。自分の中で誇れる」と胸を張った。

 順調なら来季6月中にもFA権を取得するとあって、球団は3年契約も提示したが、あくまで単年契約にこだわった。その理由を大野雄は「去年0勝で、今年クビになるかもしれない、ユニホームを脱がないといけないという思いから必死に頑張った。その結果、この成績につながったと思う。だからもう一回同じ気持ちで来年もやれば、さらに良くなるんじゃないかという思いで単年で勝負したい」と説明した。

 加藤球団代表は「来年にいい成績を残してFAしたいという思いがあるようだ」と、移籍を視野に入れているのではないかと感じたそうだが、大野雄は「そう思われても仕方がないけど、中日に残る可能性も全然ありますよ」。それでも「1億円プレーヤーに返り咲けるとは思っていなかった。俺にはまだチャンスがあると思えたシーズン。高みを目指したい」と吐露したように、昨年地獄を見たにもかかわらず、わずか1年でビッグマネーをつかめたことで、さらなる“勝負”に出たというわけだ。

 加藤代表は単年よりも複数年の条件が良かったことを明かしながら「一般的には単年よりも好条件で複数年というのは普通はない。もっと自分の価値を上げてFAを取るということなんでしょう。来年活躍してFA市場に彼が出ていくと、中日としては厳しい状況になると思う。複数年で3年ぐらいは縛っておきたいなという思いはあったけど、彼のやる気を尊重しました」ともくろみが外れてがっくりだった。

 安定よりも男気で単年契約を選択した大野雄は来オフ、どこのチームのユニホームを着ることになるのか。

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