巨人・菅野が本紙に明かした腰痛の原因 「勤続疲労」って言葉好きじゃない

2019年12月05日 16時30分

東海大学医学部付属病院を訪問し、入院している子供たちと交流する(右から)菅野、大城、中川。腰は大丈夫か…(球団提供)

 絶対エースを一年間苦しめた「腰痛」とは何だったのか――。巨人・菅野智之投手(30)がその真相を明かした。今季は3度の登録抹消。そのすべてが「腰」に起因していた。チーム内外からさまざまな説が語られたが、そもそもの原因は一体…。背番号18を直撃すると、その一端が見えてきた。 

 ――現在の腰の状態は

 菅野 もう9割くらい治っていると思っています。別にその1割は痛みとかではなくて、全力で投げてどうかなんで。それはハワイ、自主トレ行ってからになると思うんですけど。

 ――ピッチングの時期など、例年と違うプランにしていくのか

 菅野 今もキャッチボールはしてるんですけど、全力で投げるのは12月中旬くらいですね。あとは傾斜で投げてどうなるかですね。

 ――今回の腰痛の原因について聞きたい。もっとも語られているのは勤続疲労だが

 菅野 もちろん、そういうのはあるとは思うんですけど…。勤続疲労って言葉はあんまり好きじゃないんですよね。運動生理学的な言葉で言うと、今まで動いてくれてた場所が硬くなり動かなくなってきたことで、どこかに負担がかかって痛くなる、というのが正しい表現だと思います。勤続疲労っていう表現にはならないと思う、僕は。

 ――その「どこか」が腰だったと

 菅野 頭ではわかっているんですよ。こういうふうに投げておけば、ここは動いてほしいなとか。わかっているんですけど、頭ではわかっているけど体がついてこないっていうのが一番で。そんななかでもマウンドに立ち続けないといけないので…試行錯誤をやっていくうちに痛めますよね。

 ――日々のケアが追いついていかなかったということか

 菅野 腰はノーマークでしたから…。腰が痛くなるっていうのはまずなかった。肩、ヒジと違って厳しいですね、腰は。力が入らないから。リハビリもうまくいかないし、走ったりするのもしんどい。

 ――ノーマークだった腰の違和感がフォームや投球にも影響したのか

 菅野 オープン戦から前兆はあったんです。(当時は)別に痛いとか思わなかったですけど、なんか調子が上がらないなって。キャンプではメチャメチャ良かったですけどね。(テークバックの時に体を下に)沈み込めなくなったんですよね、グーッて。だからこれ(軸足となる右足)が棒立ちになったまま(踏み出していく)。なんか間が取れないな、と。

 ――東京ドームをはじめとして、続々とメジャー式の硬いマウンドになった影響もあるのでは、とも言われた。踏み出した左足のスパイクの歯が突き刺さりグリップされることで、これまで以上に腰をひねって投げなければいけない。この負担もあった

 菅野 それも間違いなく(一因として)あるでしょうけど、あからさまに硬くなったマウンドは東京ドームだけ。(硬くなった)ほかの球場…ナゴヤドームはそれなりにいつも投げやすいし、甲子園は軟らかいし。ハマスタ(横浜スタジアム)はメチャメチャ軟らかいし。それが一番の原因とは思ってないですね。

 ――来季に向けて。変化球の体得など毎年、テーマを掲げているが今回は

 菅野 それは全力で投げられるようになってからですね。まだイメージ湧かないです。まずは自分のことが第一優先。とにかく最善のコンディショニングをするっていうことですね、ちょっとレベル低いかもしれないですけど(苦笑)。