エースの自覚を胸に、夢の舞台へ。日本ハムの有原航平投手(27)が4日、札幌市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、今季年俸7000万円から倍増以上となる1億4500万円でサイン。会見では、メジャー挑戦の夢も明らかにした。

 有原は今季24試合に登板すると15勝8敗、防御率2・46と先発の柱として活躍し、リーグ最多勝のタイトルも獲得。上沢やマルティネスなどがケガで離脱する中、孤軍奮闘で勝ち星を積み重ねた。

 有原は球団からの高い評価に「すごい本当に評価してもらいましたし、1年間本当によくやってくれたという言葉を掛けられたので、すごく満足しています」と笑顔。それでも、リーグ5位に終わったチーム成績を憂い「優勝が一番大事だと思うので、そこで1イニングでも多く投げれるよう頑張っていきたいです」と、来季の抱負を語った。

 会見の最後には、海外挑戦の夢も口にした有原。入団当初から抱いていたという夢について「チームを引っ張っていける成績を残して、来年(メジャーに)挑戦したいと伝えました。(球団からは)『選手の夢はしっかり応援する』と言っていただきました」と、はっきり球団側に伝えたことを明かす。

「早く行けるにこしたことはないので」と、早ければ来オフにポスティング制度を利用しての渡米となる模様。チーム内では西川も来オフのメジャー挑戦を表明しており、大志を抱いた選手がまた一人明らかになった格好だ。

(金額は推定)