日本ハム・大田 苦節11年での大台到達

2019年12月04日 16時30分

大台に到達し笑顔の大田

 ついに念願の大台だ。日本ハムの大田泰示外野手(29)が3日に札幌市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、今季年俸6500万円から3500万増の1億円でサインした。

 かねて目標としていた年俸に、11年の苦節を経てたどり着いた。大田は今季、自己最多の132試合に出場し、打率2割8分9厘の20本塁打、77打点とキャリアハイを記録。文句なしの成績で、1億円のラインへ到達した。それでも「自分としては満足はしてないですし、まだまだできると思ってる。これは通過点。成績を残す手応えも感じることができた」と、さらなる飛躍を強く誓った。

 ここまでの道のりは、決して楽ではなかった。2008年に巨人からドラフト1位で指名され入団。松井秀喜氏の背番号「55」を背負い、ファンからも大きな期待を受けながら鳴り物入りでプロの世界に飛び込んだが、プロの壁にぶつかり、思ったような成績は残せなかった。それでも16年オフに日本ハムへ移籍すると才能が開花。移籍3年目の今季はチームに欠かせない打線の軸として存在感を発揮している。

 大田は「野球選手としての充実感を今になって感じている。しっかり評価してもらい、お給料をもらうというのはうれしいことだし、それだけの仕事ができている。来季はそれ以上の働きをしてチームの支えになりたい」。確かな手応えを口にする背番号5は「ファイターズの中心選手になっていき、機会を求めて下でくすぶっている選手たちにとって、(トレードに関する)いいサンプルになれれば」とも語った。

 今オフは「自分の打撃に対して、どうやったらうまくなるか打てるようになるか毎日毎日やっていけたら。打撃の部分に対して神経を使いながらやっていけたらなと思います」とがむしゃらに取り組む。チームにも球界にも欠かせない存在として、来季以降はさらに輝きを増していく。