公私ともに心機一転でプロ2年目に挑む。ルーキーで5勝(7敗)を挙げた高橋優貴投手(22)は900万円アップの2400万円でサインした。また、背番号を「12」から、かつてのエース左腕・内海(西武)が背負った「26」に変更。さらに2つ上の一般女性との結婚を発表した。

 金額アップだけが理由ではなかった。会見冒頭から終始、笑顔の高橋は、本業についてひと通り対応し終えると立ち上がり、似顔絵が書かれた額縁を持ち上げた。「私事ではあるんですが、結婚をしました」。学生時代から2年半の交際を経て、退寮を期に結婚したことを明かした。

 女性がトレーニング系の勉強をしていたこともあり共通の話題も多く、やがて交際へと発展。「自分のことより、人のため」と思う女性の考えに、愛情とともに尊敬の念すら感じたという。プロとして戦う立場として「僕を支えてほしい」とプロポーズした。

 生涯の伴侶を得る来季は、大きな期待がかかる。球団から「来年は(山口が挙げた)170イニング、15勝分を埋めなきゃいけない。なんとかその分を僕に埋めてほしいという話をされた」と語った高橋。2桁勝利、そして日本シリーズで勝つことを目標に掲げた。背番号も変更し、さらなる飛躍が望まれる。

(金額は推定)