阪神ドラ1・西純矢 矢野監督の「ガッツポーズどんどんやって」の要請に“NO”

2019年12月03日 16時30分

カメラマンの要望に応えてポーズを決める西純

 意志の強さも超高校級だ。阪神のドラフト1位・西純矢投手(18=創志学園)が2日に大阪市内で行われた新入団選手発表会に臨み「自分の売りはピンチのときほど勝負強くなる投球。(1年目から)先発ローテーションに定着し、いずれは沢村賞を取れるような選手になりたい」と抱負を口にした。

 高校2年時に出場した夏の甲子園大会では、打者を抑えるたびにガッツポーズを連発。高野連から注意を受ける事態になり、「西純=ガッツポーズ」の印象を残すことになった。この日の会見でもガッツポーズの話題で持ちきりになり、自らも“矢野ガッツ”を繰り出してチームを鼓舞する矢野監督は「僕を超えるガッツポーズをどんどんやってほしい」と要請した。

 ただ、本人はそんな期待とは裏腹に「ガッツポーズについていろいろ言われるが、そこにあまりとらわれ過ぎずに、出るときは出る、出ないときは出ないという感じでいく。打者に集中してきたい」と冷静。ガッツポーズありきではなく、あくまで自然任せだという。

 指揮官からの言葉とあれば並の高卒新人なら二つ返事で「やります!」となりそうなところ。しかし、ハッキリと自分の意思を示した姿に周囲は感心しきりだ。「ルーキーが派手にガッツポーズをすることで相手チームや審判に誤解され、無駄に敵をつくることになる可能性もある。何より無理をしてやっても自分がしんどくなるだけ。周りの雰囲気に流されず、自分の考えを示すことができるのはプロで大成するには大事なこと」(チーム関係者)

 将来を見据え、来春は高知・安芸での二軍キャンプからのスタートになるが、ぶれないハートを備えるルーキーが一軍の戦力になる日は近いかもしれない。