阪神の新入団選手発表会が2日、大阪市内で行われ、ドラフト1位右腕・西純矢投手(18=創志学園)ら8選手が、壇上からプロ入りへの決意を表明した。

 球団から与えられた背番号15のユニホームを身にまとった西純は「気の引き締まる気分です。自分の売りはピンチの時こそ勝負強くなるピッチング。(ルーキーイヤー内に)先発ローテーションに定着し、いずれは沢村賞を取れるような選手になりたい」と力強く抱負を語った。

 ブレークを果たした2018年の夏の甲子園で何度も繰り出したガッツポーズは当時物議を醸し一部からはバッシングの声も上がった。だが、矢野監督は「大いにガッツポーズはしてほしい。あれは(17年10月に他界した西純の)父親へ向けてのものだと聞いている。自分が頑張ることで周りの人々を勇気づけられるような選手になってくれれば」と矢野ガッツの“当事者”らしく背番号15の背中を力強く押した。