日本ハムの斎藤佑樹投手(31)が2日、札幌市内にある球団事務所で契約更改交渉に臨み、今季年俸1600万円から現状維持でサイン。2014年から始まった減俸をストップさせた。

 今季11試合に登板し0勝2敗、防御率4・71に終わった斎藤。2年連続で勝ち星こそつかなかったが、オープナーやショートスターターなどの新戦術で、新たな役割を任されることも多かった。斎藤は「栗山監督はじめ、新しい戦術を考えていただいて、自分もフィットするような形で使ってもらいチャンスも増えました」と、球団側への感謝の思いを口に。その中でも「毎年毎年、結果を出さなくてはいけないという立場に置かれながら同じような成績になってしまいますが、感覚が良かった部分は多かったかなと思います」と、手応えも語った。

 さらに「マウンドにいる上では孤独ですし、自分自身メンタルが弱いほうだと思うので、その中で応援して下さる方の存在が励みになります。学生のころから応援してくれているファンの方もいますし、北海道のファンの方々のためにも、しっかりと役割を果たして頑張っていきたいと思います」と、ファンへの感謝の思いと、与えられたポジションで勝負していく覚悟を明らかにした。

(金額は推定)