ソフトバンク松田宣 プレミア12で自ら巨人・坂本勇のグラブ運び

2019年12月01日 22時46分

熱男ポーズを披露する松田宣

 ソフトバンクの松田宣浩内野手(36)が1日、福岡市内の商業施設で開かれたイベントに参加し、世界一に輝いた「プレミア12」での秘話を披露した。

 決勝戦でベンチを温めながらも、自ら宿舎近くのドン・キホーテで購入した「必勝」鉢巻きで試合前にナインを鼓舞。この姿は大きな話題を呼んだが、献身的な振る舞いはそれだけではなかった。

「チームの一員として何かやりたかった」。その思いで自然と行動したのは、稲葉ジャパンの中枢を担う巨人・坂本勇人内野手(30)のサポートだったという。「巨人では若手がやっているそうなんですが、ベンチ裏に勇人が(遠征先などに)持ち運んでいる冷蔵庫があって、そこにグラブを入れにいってました。勇人が『松田さんお願いします』って言って、それを入れにね」

 使い込んだグラブは自然と柔らかくなるため、硬さを保とうと季節に応じて冷凍庫や冷蔵庫に保管するのが坂本勇人流。チームの中心選手をベンチにとどめ置き、戦況を見逃さないようにするための気遣いだった。

 チームスポーツにおいて数字だけでは測れない能力と存在意義を見せた松田宣。来夏の東京五輪に向けて「正直、プレミアに選ばれるまでは頭になかった。でも、五輪前の(最後の代表戦だった)プレミアに出たことで気持ちが入った。選ばれるつもりでやっていきたい」と言葉に力を込めた。