ヤクルト バレンティン残留の望みは「六本木」と「監督職」

2019年11月30日 16時30分

 ヤクルトで通算288本塁打をマークしたウラディミール・バレンティン外野手(35)が、12月2日に公示される保留選手名簿から外れることになった。29日までに残留交渉で合意できなかったヤクルトも、わずかな希望を捨てていないようで…。

 保留選手名簿にバレンティンを記載しないと発表したヤクルトは、奥村国際担当部長が「交渉している中でタイムアップというか、合意に至らなかった」と話した。

 今年、120試合に出場した助っ人主砲は打率2割8分、33本塁打、93打点と最下位のチームにあって好成績を残している。

 退団が決定的とも言える状況だが…。まだ、わずかながら残留の望みも残っているという。一つは助っ人主砲は大の東京好きということ。「六本木、大好き」と話すなど、東京の生活環境の良さを常々口にしていた。それに加えて引退後の生活も無関係ではない。

 今年10月の米国への帰国時には「あと数年は守備もできる」と話したように、現役生活は長くて3年と考えている。しかし、その後については冗談めかしながらも、一貫して「ヤクルトの監督になりたいね」との願望を語っている。

 ヤクルトの監督は近年、海外進出やトレード、戦力外で球団を去った場合を除けば、ほとんど生え抜きのOBがその職に就いてきた。移籍ならば過去、一度も外国人が指揮を執ったことのない球団において、実現の可能性がより低くなってしまう。

 前出の奥村国際担当部長は「特にこちらから断って(交渉を)打ち切る理由はない」と話し、バレンティン側の出方を今後も見守っていく予定。ヤクルト在籍9年のベテラン助っ人主砲の決断はいかに。