ソフトバンクがバレンティン獲得へ早速名乗り チームは大サバイバル

2019年11月30日 16時30分

保留選手名簿から外れることが明らかになったバレンティン

 ヤクルトで通算288本塁打をマークしたウラディミール・バレンティン外野手(35)が、12月2日に公示される保留選手名簿から外れることになった。今後は自由契約となり早速、ソフトバンクが獲得に乗り出す意思を明らかにしたが、来季は日本人選手扱いとなるバレンティンは、どこでプレーするのか。

 ついに時が来た。ソフトバンクの三笠杉彦GM(45)がバレンティンの獲得に乗り出すことを明言した。「実績のある選手ですし(FA権の取得にともない)外国人枠から外れるのも大きな魅力。(名簿から)外れるということであれば、興味を持って調査をしたいと思います」と話した。

 とはいえバレンティンの守備位置である左翼やDHは、グラシアルやデスパイネらで埋まっている。獲得の意図はどこにあるのか。ポジション的には重なるが――。この問いに球団フロントは「そりゃ競争ですよ。大いに競争してもらわないといけない」と話した。

 今や打のキーマンでもあるグラシアルは入団以来、ポストシーズンを含めれば一塁、二塁、三塁、左翼、右翼をソツなく守っており布陣は多岐にわたる。“キャラ”がかぶるデスパイネの刺激にもなるだけでなく、内川、松田宣のベテラン陣や中村晃らの主力まで巻き込んでのスタメン争いが展開されることになる。

 また、CSや日本シリーズの打線爆発で忘れられがちだが、シーズン終盤にフルメンバーで沈黙したのも事実。最近はケガ人が多発しているが、以前には球団首脳が「それも見越した上でチーム編成をしないといけない」とも話している。

 近年の強さの要因については王球団会長も「とにかくチーム内の競争が激しいから」と話すところで、主力野手陣の中でも激しい競争原理が生まれれば、チームにとってのプラスは計り知れないというわけだ。

 シーズンで2年連続のV逸を喫していることも大きいが、鷹サイドの獲得への思いは強固だ。