阪神・高山に前巨人監督・由伸氏が目をかける理由

2019年11月30日 16時30分

表彰式に出席した(右から)高橋由伸氏、鈴木大地、高山俊、倉持明日香

 再ブレークを待っているのはファンばかりではない。2016年のセ・リーグ新人王、阪神・高山俊外野手(26)に、かつての敵将からエールが送られた。

 29日に東京都内で行われた「スカパー! ドラマティック・サヨナラ大賞」の表彰式でのこと。5月29日の巨人戦(甲子園)で延長12回一死満塁から代打で満塁サヨナラ弾を放った高山は年間大賞に選ばれた。壇上では「最後まで諦めずに応援してくれた阪神ファンを喜ばすことができた。ああいう場面で起用してくれた矢野監督に感謝したい」とスピーチしたが、そんな元新人王にチクリとやったのが、表彰式終了後にトークショーの特別ゲストとして登場した前巨人監督の高橋由伸氏(44)だ。

 同じ東京六大学リーグ出身でもある同氏は「高山はまだ、本来持っている力の半分も出せていない」とキッパリ。さらに「彼がレギュラーをつかみとれれば、阪神の得点能力は大きくアップするし、リーグ制覇にも大きく近づく」と続けた。

 今季はキャリア2位の105試合に出場して打率2割6分9厘ながら、1年目の530打席には程遠い300打席にとどまった。外野は実績のある福留、糸井に新人の近本とライバルも多いが、潜在能力からいえば割って入ることも不可能ではない。

「高橋さんは僕が阪神に入団した年に巨人の監督だった方なので特別な思いがある。控室でもいろいろと言葉をかけていただいた。何が何でもやらなければという思いがより強くなった」。その本気度は来季のグラウンドで証明する。