ソフトバンク孫オーナーが堂々V4宣言 死角は五輪余波のキューバ勢不在

2019年11月29日 16時30分

ビデオメッセージで4年連続日本一を宣言した孫オーナー

 ソフトバンクの孫正義オーナー(62)がV4宣言をした。来季は巨人のV9に次ぐ4年連続日本一を目指すことになる。28日に福岡市内で行われたスポンサーパーティーにビデオ出演。「ホークスもパ・リーグ初の4年連続日本一を勝ち取っていきたいと思いますし、ソフトバンクのグループを挙げて、この波に乗っていきたい」と話した。

 フロントも精力的に動いている。補強策では一貫してヤクルト・バレンティンを本格調査中。提出期限を30日に控えるヤクルトの保留者名簿からは外れる見込みで、交渉解禁となればアタックを開始する方針。加えて新外国人投手の調査も続けている。来シーズンも文句なしのV筆頭候補となるだろう。そんな中で思わぬ難敵となりそうなのが“五輪余波”だという。開幕からデスパイネ、グラシアル、モイネロのキューバトリオの不在が濃厚。球団フロントは「さすがにキューバ政府のメンツもある。グラシアル、デスパイネに関しては来季の契約はまだですが、揃ってキューバ代表で出ることになるのはどうにもならないでしょう。後はいつ戻ってきてくれるか」と話した。

なお、デスパイネとグラシアルの両者はキューバ政府との交渉が時間を要するため、一度保留者名簿から外れるものの、残留が基本線となっている。

 現在、東京五輪への切符を勝ち取っているのは日本、イスラエル、韓国、メキシコの4チームで残りは2枠。キューバは来年3月22~26日のアメリカ大陸予選か、4月1~5日に控える世界最終予選で1位になるしかない。来年の開幕は3月20日と早い。その後も夏場に例年とは異なる変則日程で戦うことになるが、長ければ20試合近くも頼みのキューバ勢を欠くことになるというわけだ。

 もっとも、今季もシーズン序盤に故障者が続出。若手が台頭するきっかけにもなったソフトバンク。獲得できた際のバレンティンとバンデンハークのオランダ代表コンビは、母国が本戦に勝ち進んだ場合のみの出場となりそうなのも救いだ。開幕直後のチャンスで若手の猛アピールがあれば、逆にVへ一気に突っ走る可能性さえありそうだ。