阪神がバース級助っ人と入団合意 内野争いが激化

2019年11月28日 16時30分

ボーアは虎の救世主となれるか(ロイター=USA TODAY Sports)

 阪神の内野争いが激化しそうだ。27日、新外国人候補として獲得を目指していたジャスティン・ボーア内野手(31=エンゼルスからFA)と基本合意したことが判明。都内で行われたオーナー会議に出席した谷本本部長が明かしたもので「逆方向にも本塁打が打てるし、何よりパワーがある。(阪神に在籍した)ブラゼルか、昔ならバースに似ている」と絶賛した。

 さらに「2015年6月に米国視察でマーリンズを見にいったときにイチロー選手が『8番・右翼』で、ボーアが『4番・一塁』で出ていた。右中間の最上段にどでかいホームランをぶち込んでいてそこから追い掛けていた」と長年の“恋人”だった逸話まで披露した。

 そんな待望の大砲獲得により得点力アップが見込めるが、その一方で窮地に追い込まれるのが大山悠輔内野手(24)だ。ボーアは一塁専門で同じくこの日、残留が大筋合意したマルテと大山の3人で一、三塁を争うことになるが、チーム関係者は「新加入なのでボーアは開幕からある程度は起用することになるだろう。そうなると大山はマルテとの三塁争いに勝たなければ試合に出られない。来年は今年と同じように我慢の起用をしてもらえるわけではなくダメなら二軍行きになることもある」と声を大にする。

 今年は将来の主砲候補として期待され開幕から4番を任されたが、打撃不振により106試合目にして降格。その後も4番奪還とはいかず、シーズン終盤の快進撃で3位に滑り込み盛り上がりを見せたチームとは裏腹に屈辱のままシーズンを終えた。秋季キャンプでは早出特守を連日敢行するなど名誉挽回に必死だが、来年こそは結果を出せなければ“ボーア加入余波”によってお呼びでなくなってしまいかねないのだ。

「試合に勝つことで喜んでもらいたい」と来季に向けて意気込む大山だが、この正念場を乗り越えることはできるか。